2022-12-19
大根が今年作った3Dモデルを見ていってください
この記事は卓ゲ箪笥アドベントカレンダーの19日目の記事です。今見たら去年も19日でした。後のほうがいいけどトリは嫌という思想が滲み出ていますね。
概要
今年作った3Dモデルの紹介記事です。モデリングの話しかしていません。なんで?年の半分くらいを3D周りに溶かしたからです。この半年で絵を2枚くらいしか描いてない。そういうことです。
そもそも何故モデリングを始めたのかもよくわからないんですが、一時期モデリング部が流行っていて、なんとなく面白そうだったのでヨッシャ参加しよ!くらいの気持ちだった気がします。楽しかったです。結果的に半年で5.5人くらいアバターを作成したので、うちの子見て見てです。
Blenderがあればだいたいいけるので、ペンタブとか必要な絵よりハードルが低いです。一般論です。私はマウス派なので絵を書くのにもペンタブはいらないです。なんかいまだにアナログ派下絵から脱出できないけど……。
あとIllustrator使いはBlenderと親和性が高いというのは個人的にも感じているところで、やっぱそういう話を主観的に出してる人はいました。点をうにゃうにゃして絵を描という視点で見るとけっこう似てます。
作ったもの
ここから作った子たちです。
マユハナちゃん
青×山吹色の組み合わせハイパー可愛いな~!ということで作成されたねずみちゃんです。
初めてのモデリングで、とりあえずモデリング〜アバターの設定までを一通り経験してみるの優先だったので揺れ物最小限、面倒そうなパーツもない仕様です。
おかっぱなのもショートパンツなのも面倒そうなパーツを極力避けたからなんですが、結局無知のせいで睫毛というかアイラインというか、目元周りがかなり扱いにくくなっています。作り直したい。
名前の由来はお花モチーフと、眉毛の作り方がよくわからなくて無かったから「眉は無」ちゃんです。
作れたのが嬉しくてけっこう衣装が色々あります。今見ると本当に粗まみれなんですがでも可愛いね……。作り直したい。
トドメキちゃん
リアルな現代に発生した妖怪、みたいなイメージで作成されました。現代ではやべえ奇形持ちという扱いで"治療"されています。健康です。
最初はもうちょっと健全なゆめかわガールにしようと思っていた気がするんですが、気付いたら入院患者ルックになっていました。
目玉がとれる謎の仕様になっています。VRCのゲーム内フレンドさんに唆されて作成しました。見た目より色々面倒臭くてこいつのせいでVRCにおけるアバターギミックの挙動をかなり学べました。
けっこう人の多いところをうろうろするので、手についているほうの目玉は包帯で隠すとかちょっとキツいほうのお目々はメカクレになってるとかしています。棲み分け棲み分け。
一つの眼球に複数の瞳孔が存在するのは重瞳といいます!!!!!イチオシです!!!!!!
手長鬼ちゃん(仮)
幻の2.5人目、次に作ったセイカくんのテスト版にあたる子です。
本当はこのまま作ろうかと思ってたんですが、なんかモチベが上がらなかったのでそのまま没にされました。アバター作成、一度始めるとだらだら1ヶ月以上かかったりするのでモチベーションが上がらない子とはなかなか付き合うのが難しいです。絵だったら1週間くらいだから結構いけるだけど……。
名前は「蟲と眼球とテディベア」から。1巻はいい話なので読んでください。2巻以降は……ハチャメチャに風呂敷が広がっていくタイプのラノベが嫌いじゃなければ……。
セイカくん
このへんからあんまり写真をとらなくなってるのでろくな写真がないな……。
どこぞの聖歌隊に人外存在がもぐりこんでるかんじ、というイメージで作成されているマリオネット系アバターです。でかい手に追従して男の子が動く仕組みです。手が本体で見えてるのはヒトガタちゃんです。手の写真はありませんでした。
ヒトガタちゃんから離脱して両腕だけでフラフラしたりヒトガタだけ非表示にしたり手を透明にできたり空が飛べたり、なんとなくあると便利系ギミックが根こそぎぶちこまれている個人的ユーテリティアバターです。あとライト入れたい。
両手だけのアバターはどんなに変な体勢でもバレないので、ヒトガタちゃん非表示にしてるときはめちゃくちゃ気が楽でもあります。使いやすい。
普段は眠り目で見開くと全黒目なのがわかる仕様、だぶぶかの袖で見えないけど上着を脱ぐと両腕欠損、好みの要素をつめこみつつも初見の人も不愉快にさせない程度の見た目にできたと満足しています。
モデリングを面倒にしすぎてウェイトを途中で諦めてしまったのが心残りといえば心残り。そのうちちゃんとしてあげたいですね……。
ホルマリンちゃん
ホルマリンでできてるスライム娘、標本作家。人間のパーツ、とくに目玉が大好き。本当は決まった形を持たないけど、客商売なので人間らしい見た目を作っている。薄くてひらひらしたものを作って維持するのは大変で、帽子のつばは難易度が高い物体。それをわざわざ作ってるのは同族に対してのマウントと誇示の意味合いが強い。あんまり性格よくないよこいつ。
系譜を辿ると5年くらい前にデザインしてる子で、今までの子はモデリング用にデザインから起こしていたのを考えると進歩なのか退化なのか。キャラデザやるときに作画コストを考えずデザインできないのと同じようにモデリング用にデザインするとモデリングのコストを考えてしまうわけで、それを「3Dに最適化されていない」ととるか「3Dに囚われないデザイン」ととるかは……はい。
この子は既存の子の中ではモデリングしやすそうなのを選んでいて、どちらかというと透過周りの表現をやってみたくて作成されました。特に面倒なギミックは入れていません。でも透明な物体はゲーム内でハチャメチャにバグるので面白いです。とくに運が悪いと人の服を見えなくしてしまうことがあり、VRでは服だけ溶かすスライムにもなれます。
あと初めてぶーすで公開しており、人に渡すためのデータ整理くっっっっそめんど……というのを学びました。マジでめんどい。
ぐーちゃちゃん
突発24時間アバター作成RTAの産物です。この手の気が狂った情熱は始めた直後にしかないので今後も燃えているうちに爆発させていきたいです。ちなみにマユハナちゃんは1ヶ月半、ホルマリンちゃんは2ヶ月くらいかかりました。24時間とはそういうかんじの"狂気"です。
とはいえモデリングコスト優先のデザインで、面倒な要素を極力省いていあるし、あと表情とかもありません。純粋なモデリングもそうだけど表情とか作り始めると一気に工数が膨らむので……。そのあたりを考慮したのと純粋に好きなので異形頭です。あと指や手足を繋がっていないデザインにするとウェイトがハイパー楽。人外は破綻してもそういう生き物と言い張れるので強いですね。
あと今までとくにポリゴン数とか気にせず作成されていたんですが、この子は1万ポリ縛りで作成されています。
ざっくりホルマリンちゃんが3万、マユハナちゃんが4万くらいのはずなので、「条件としてはぼちぼちシビア」でも「デザイン面からの最適化していけばクリアできるライン」という感じ。
ティーカップをつやつや滑らかな曲線にしたくてそこにかなりポリゴンを割いたので、頭部をもっとかくかくした物体にしていればもっと"やれた"気がします。テレビとか。でもティーカップが良かったんだよなあ……。
そんなわけで
モデリングめちゃくちゃたのしいです いいぞ