みぞれなべ

年賀状の絵でも描くか

この記事は卓ゲ箪笥アドベントカレンダーの18日目の記事です。
絵を描きます。

そもそも何故年賀状を描くのか

18日目の記事ということはこの記事は12/18以前に書かれているということであり(今年の私は賢明なことに事前にこの記事を書くことに成功しています)、つまり年末です。年末ということは年明けが近く、年賀状交換という前時代的イベントが発生します。
何故年賀状交換が発生するか?それは私が古いジャンルに属する女オタクだからとしか言いようがありません。界隈によってはまだ生きている文化です。
一度生まれたものはそう簡単には死なない。それがどんな文化でもです。良いゲームでしたね。

なお私はこのイベントを楽しんでいますし、年賀状を描きたくない時は描かないのでこれといって負担には感じていません。現代の需要にはあまりマッチしないのだろうな、と思うのみです。
そんなわけでこちらの記事はアナログ絵のメイキング記事です。なお、特に明記しませんが特定ジャンルの二次創作イラストを描いています。

ここからひたすら写真です

雑ラフ。若干メタ認知があるタイプのキャラクタなので、頭の上の文字を認知してもらいました。
枠はハガキの大きさです。

ラフの清書です。ラフの清書?

水彩紙にトレスします。ウォーターフォード水彩ホワイト、中厚口中目。
このままポストにぶちこんでいいのか若干不安なかんじの厚さなんですが、裏面に郵便番号書くところがある紙なので大丈夫だと思います。

トレスはグレーのミリペン、0.03です。 この段階ではあんまり線を強調したくないので限界薄いやつ。デリーター派だったんだけど最近みつかんなくてコピックのになっちゃった。

できた。ラフと謹賀新年の文字の位置が違いますね。描いてる途中で一旦マステ剥がして水彩紙を移動させました。実質レイヤー。

水彩の準備。

なんか本当は色が薄いとこからやったりすると良いらしいんですが私は背景からやることが多い気がします。楽なので。

必要なのははみ出さない気遣いより勢いと気にしない心!!!!
なんか無闇にテンションの高そうな色になればヨシとします。手元にあった変な絵の具を使いました。
多分クサカベの蓄光色。アナログの現物でしか見えない絵の具は色々あります。ラメとか蓄光とかパールとか。送り付けた相手が気付くかどうかはわかりません。

背景が終わったら肌とかから塗ります。

黄色いとこ雑に色置く。

髪の毛。

首元の……襟巻き?マフラー?
髪はオレンジ、ここは黄色にしたいのにほとんど同じ色になっちゃったから影色で調整。

だいぶ反ってきた。水彩はどうしても紙が反ります。水張りとかなんか色々対応はあるらしいんですが、私は面倒なのでだいたい描き終わってからプレスします。

袖。

体とかパーツとか。キャラクタがほとんど黄色系統で揃っちゃうから、赤は差し色にしたくて濃いめ。

前掛け。他が薄目の色だからちゃんと黒くするとここだけクソ目立つことになります。薄めでも黒って伝わればいいんだよの精神で。

仕上げ及び誤魔化しを入れて完成。
今回はあんまり水彩水彩した感じでなくポップなイラストっぽくしたかったので太めの縁取りを入れました。多分ミリペン黒の0.5とか。
あと目玉をちゃんと塗ったり線で強調したいところ(目のラインとか)を改めて黒で塗ります。このへんはミリペン黒の0.05とか0.03とか。
謹賀新年にも縁取り入れたんだけど普通に写真撮るの忘れました。
下のほうの白いスペースは女オタク・メッセージ書き込みスペースであり、もう書いちゃったので撮影ができません。終。

そんなわけで

こちらが今年の年賀状となります。
来年もよろしくお願い致します。

なおオールド・女オタクとして住所を晒す覚悟のある方に年賀状イラストを投げつけるのは吝かではありません。覚悟のある方は大根までご一報ください。
今回はうちの子を描いていますが、よその子を描くのも吝かではないです。
よろしくおねがいします。